福岡うまかBUY 店長 青柳より
突然ですが、あなたは「本当に濃い豚骨ラーメン」と聞いて、どのお店を思い浮かべますか?
九州のラーメン好きなら、間違いなくその名が挙がるのが、ど豚骨の聖地「魁龍(かいりゅう)博多本店」の森山日出男大将です。
魁龍のラーメンを一口食べた瞬間、誰もがその圧倒的な濃度とドロッとしたスープに衝撃を受けます。
レンゲが立つとまで言われ、飲み干した後の丼の底には、どっさりと豚骨の骨粉(こっぷん)が残るほど。
実は魁龍のスープ、単に「濃く作ろう」として出来たものではありません。
森山大将が何十年も骨と向き合い続けて辿り着いた、執念と哲学の結晶なんです。
今回は、そんな魁龍・森山大将の「ど豚骨哲学」について、少しマニアックなお話をさせてください!
魁龍のスープ造りを語る上で欠かせないのが「呼び戻し」という技法です。
スープを毎日新しく作り直すのではなく、創業以来、特大の鉄釜を一度も空にすることなくスープを継ぎ足し続けています。
大量の豚の頭骨とゲンコツを強火で絶え間なく炊き上げ、減った分だけ新しい骨と水を足す。
これを極限まで繰り返すことで、骨が完全に砕け、スープと完全に一体化します。
「熟成されたコク」と「炊きたてのキレ」が釜の中で交差することで、魁龍にしか出せない圧倒的なパンチが生まれるのです。
魁龍のラーメンを食べ進めると、丼の底にザラザラとした粉が残ります。
実はこれ、雑味などではなく「骨の髄(ズイ)まで煮込み尽くした証」なんです。
森山大将は骨の血抜きやトリミングを徹底的に行い、綺麗な旨味だけを残した上で、骨が粉砕するまで煮込み続けます。
あのザラッとした一口こそが、豚骨の旨味が100%詰まった黄金の粒子なんですね。
森山大将の言葉で、僕が特に好きなフレーズがあります。
「誰にでも好かれる80点のラーメンなんて面白くない。
10人中2人が『生涯最高のラーメンだ』と言ってくれれば、それでいい」
流行りに合わせて味を薄くしたり、万人に受け入れられる味に逃げたりしない。
「嫌いなら残してくれて構わない」と言い切る覚悟があるからこそ、一口食べた人を一生虜にする中毒性が生まれるのだと感じます。
私たちが全国にお届けしている九州の本格ラーメンも、こうした職人たちの熱いこだわりと歴史がぎっしり詰まった一杯ばかりです。
ぜひ今夜は、職人たちの想いに馳せながら、アツアツの本格豚骨ラーメンを味わってみませんか?
あなたの今日のご飯が、最高の満足感で満たされますように!
福岡うまかBUY 店長 青柳